1.ときめきのルンバ

作詞:水木れいじ
作曲:水森英夫

教えてほしい 涙の理由(わけ)を
僕でいいなら そばにおいでよ
ひとりグラスに ため息ついてる
その横顔が 何故(なぜ)かいとしい
誰も知らない ふたりの時間
世界の薔薇(はな)が ひらくとき……
愛してルンバ 恋してルンバ
ときめきのルンバ

忘れてほしい 過去(むかし)の傷(こと)は
そばにいるから 淋しいときは
古いピアノも やさしく歌うよ
ふたりのために 甘いメロディ
百(ひゃく)の言葉を 囁(ささや)くよりも
心をこめて 見つめたい……
愛してルンバ 恋してルンバ
ときめきのルンバ

信じてほしい この幸せを
ごらんあの夜空(そら) 星がきらめく
なにがあっても つないだ手と手は
離しはしない ずっと一緒さ
永遠に流れる ふたりの時間
夢ならどうか 覚めないで……
愛してルンバ 恋してルンバ
ときめきのルンバ

ときめきのルンバ


2.ふるさと夜汽車


3.川千鳥

作詞:麻こよみ
作曲:杜奏太朗

水面を渡る 川風が
胸を冷たく 吹き抜ける
心連れ添い 支え合い
乗れば良かった 恋の舟…
鳴いて誰呼ぶ 川千鳥

無常の淵の 浮き世川
なんで二人を 引き離す
薄い肩先 黒い髪
今もこの手が おぼえてる…
連れをさがすか 川千鳥

悔んでみても 詫びたとて
恋は泡沫(うたかた) 夢しずく
泣いていないか ひとりきり
尽きぬ憂(うれ)いの 水車…
飛んで行けない 川千鳥


4.露草


5.夜明けの十字路

作詞:水木れいじ
作曲:杜奏太朗

西陽の窓辺(まど)で 髪を梳(す)き
そっとため息 ついた女(ひと)
別れの予感が してたせいなのか
呼んで…呼んで…呼んでみたって 帰っちゃ来ないけど
愛が…愛が…愛が…愛が あふれる…
逢いに行こうか 戻ろうか 夜明けの十字路

泣いていないか しあわせか
淋しがりやの 女(ひと)だから
別れたあとから つのる恋ごころ
呼んで…呼んで…呼んでみたって 今では遠いけど
愛が…愛が…愛が…愛が ふるえる…
逢いに行こうか 戻ろうか 夜明けの十字路

時計の針を もどせたら
きっと今度は 離さない
別れてなおさら 痛む恋ごころ
呼んで…呼んで…呼んでみたって すべては夢なのか
愛が…愛が…愛が…愛が さまよう…
逢いに行こうか 戻ろうか 夜明けの十字路


6.かあさん日和

何(なん)年(ねん)ぶりだろ こうして二(に)人(にん)
肩(かた)を並(なら)べて 歩(ある)くのは
母(かあ)さん 東京(とうきょう)へ 招(よ)ぶ夢(ゆめ)が
やっと叶(かな)った ほら、春日(はるび )和(より)

数寄屋(すきや)橋(きょう)から 柳(やなぎ)の銀座(ぎんざ)
乗(の)ってみようか ゆりかもめ

元気(げんき)でなにより 安心(あんしん)したよ
少(すこ)しちいさく なったかな
母(かあ)さん来(き)たいと 言(い)っていた
ここが九(きゅう)段(だん)の ほら、大鳥居(おおとりい)
足(あし)を延(の)ばして 千鳥(ちどり)場(じょう)淵(ふち)へ
親子(おやこ)弁当(べんとう) 水入(みずい)らず

お参(まい)りしようね 観音(かんのん)様(さま)へ
花(はな)の仲見世(なかみせ) 人(ひと)の波(なみ)
母(かあ)さん僕(ぼく)から プレゼント
江戸(えど)の名残(なごり)のほら、黄楊(つげ)(つげ)の櫛(くし)
上野(うえの)不(ふ)忍(にん)池(ち)(しのばず) 桜(さくら)の並木(なみき)
泣(な)けてきちゃった うれしくて




7.影を慕いて

影かげを慕したいて 雨あめに日ひに
月つきにやるせぬ 我わが想おもい
つつめば燃もえゆる 胸むねの火ひに
身みは焦こがれつつ しのび泣なく

わびしさよ
せめて傷心(いたみ)の なぐさめに
ぎたあをとりて 爪つまびけば
どこまで時雨しぐれ ゆく秋うあきぞ
とれもろ淋さびし 身みは悲かなし

君きみ故ゆえに
永ながき人生(ひとよ)を 霜枯しもがれて
永遠(とわ)に春はる見みぬ 我わがさだめ
永ながろうべきか 空蝉(うつうせみ)の
儚はかなき影かげよ 我わが恋こいよ




8.どうせひろった恋だもの

矢やぱっ张りあンたも おんなじ 男おとこ
あたしはあたしで 生いきてゆく
今更いまさら なにを 言いってるのさ
气きまぐれ 夜よかぜ风に まとと诚なんかあるものか
舍しゃ てちゃえ 舍しゃ てちゃえ
どうせひろった 恋こい だもの

饮もうと 醉よ おうと あたしの胜手
余よ 计なお 世よ 话だ よしとくれ
愚痴ぐち ってみても 仕方しかた ないさ
女おんな のこころを あンたなんか 知しるものか
舍しゃ てちゃえ 舍しゃ てちゃえ
どうせひろった 恋こい だもの

笑わら っているのに 泪なみだ がにじむ
并木なみきの 夜よる 星ほし よ 见るじゃない
泣な かなきゃすまぬ 年とし じゃないさ
气きまぐれ 男おとこに未み 练なンかあるものか
舍しゃ てちゃえ 舍しゃ てちゃえ
どうせひろった 恋こい だもの




9.山の吊橋


10.宗右衛門町ブルース

平和勝次とダークホース
作詞:平和勝次
作曲:山路進一

きっと來きてねと 泣ないていた
かわいあの娘こは うぶなのか
なぜに泣なかすか 宗右衛門そえもん町ちうよ
さよなら さよなら 又また來くる日しまで
涙なみだをふいて さようなら

街まちのネオンも 消きえてゆく
うぶなあの娘こも 消きえてゆく
なぜかさびしい 宗右衛門そえもん町ちうよ
さよなら さよなら うしろ姿すがたも
夜霧よぎりにぬれて さみしそう

いちょう並木なみきに はるが來くる
君きみにも來くるよ 幸しあわせが
なぜかかなしい 宗右衛門そえもん町ちうよ
さよなら さよなら もう一いち度どだけ
明あかるい笑顔えがおを みせとくれ


哭著說 一定會回來喔 可愛的那個女孩 如此天真無邪呢
為何讓她哭泣 宗右衛門的街市呀 再見 再見 等待再回來的那一日
擦乾眼淚 說再見

街道的霓虹燈 也逐漸黯淡消失下來 天真無邪的那個女孩 也漸行漸遠消失而去
為何寂寞呢 宗右衛門的街市呀 再見 再見 你的背影也
沉浸於夜霧裡 看起來似乎很孤寂

當春天蒞臨 銀杏木的林蔭道路上 妳的幸福也會來臨的
為何如此悲傷呢 宗右衛門的街市呀 再見 再見 只要一次就好
讓我再看看你那 明亮爽朗的笑容吧




11.あの娘が泣いてる波止場

思い 出したんだとさ
逢(あ)いたくなったんだとさ
いくらすれても 女はおんな
男心にゃ わかるもんかと
沖のけむりを 見ながら
あゝ あの娘(こ)が泣いてる 波止場(はとば)

呼んで みたんだとさ
淋しくなったんだとさ
どうせカーゴの マドロスさんは
一夜(いちや)泊りの 旅の鴎(かもめ)と
遠い汽笛を しょんぼり
あゝ あの娘は聞いてる 波止場

涙 捨てたんだとさ
待つ気になったんだとさ
海の鳥でも 月夜にゃきっと
飛んでくるだろ 夢ではろばろ
それをたよりに いつまで
あゝ あの娘がたたずむ 波止場




12.足手まとい

作詞:高畠諄子
作曲:中川博之

足手まといだから 別れて行きます
ゆうべひとりきりで きめました
あなたにだまって 旅立つことは
身をきるような
身をきるような おもいです
わかってくださいますね
あなたなら

足手まといだから 別れて行きます
ふたり眠る夜は ないけれど
あなたの未来に わたしがいては
お荷物だから
お荷物だから行くのです
わかってくださいますね
あなたなら

足手まといだから 別れて行きます
数えきれぬ愛を ありがとう
ボストンバックに 涙をつめて
静かにドアを
静かにドアをしめました
わかってくださいますね
あなたなら